7月16日のこと










7/16

国会前に行ってきた。

そそくさと退社して、いつもは乗らない日比谷線に乗る。


脱原発のときは、後ろめたさや無力感で行かなかった。

今回は行こうと思った。



霞ヶ関は蒸し暑い。

思ったよりも人は多くない。雰囲気も落ち着いてる。
警官はやたらと沢山立っていた。


議員の方、2人。演説を聞いた。
民主と維新だったかな。

正直、よくはなかった。


野次を飛ばしたり怒ってるのはおじさんだった。
(私の見た限り、では)


主催者の若い男性の声は、こちらによく届いてきた。

「話を聞いて俺も正直色々思うけど、(ここで笑いが起きた)
まずは来てくれた人に感謝を。
野次を飛ばさないで拍手をください」と言ってた。


すぐ近くに給水所があった。
こちらに冷たいお水がありますよー
と声をかけるスタッフの人々。

ここが一番ホッとする場所だった。


コールには参加しなかった。
とにかくあそこにいる人の顔を見に行きたいと思って
すれ違う人、立ってる人、警官、
顔をじっと見てきた。

とくに警官の顔をよく見た。



本当にいろんなことを感じてきた。














思えば、この日の朝
同じ車両の男性がもどしていた。

酔っぱらいとかじゃない、
そういうのを身近で体験したのは初めて。

私は少し離れたところにいて、
あっと思ってティッシュを出して握りしめていたけど
近くにいた、幼子を背負ったお母さんが
すぐにウェットティッシュを差し出していた。


着いた駅で「あなた降りたほうがいいわよ」
と声をかけられ、彼は謝りながら降りていった。

そのお母さんがウェットティッシュで残りを拭いて、
その次で降りていった。

床はすっかり綺麗になり、あっという間だった。


私は恥ずかしかったし、気持ち悪かったし、
もどかしかったし、不安だったし、怖かった。


様々な気持ちをもった、
色んな人がいるこの車両が
いつもよりグッと窮屈に感じられた。





そういうことにびっくりするのが
地球に生きる生物としてひどく恥ずかしいと思った。

そして、自分のスポーツタオルで慌てて床を拭いている彼を見て、
なんか気持ちがいっぱいいっぱいになってしまった。


吐くのが恥ずかしい行為みたいになるのは、なにか変だ…

だって生き物として、普通じゃん…。

お互い、気持ち、よくはないけど。











吐くのは、身体が異常を感じたサインで
バランスをとるために必要な、とても大切な反応だ。

だから、彼は吐けてよかったのだなと思う。


色んな意味でバランスを取ってくれたと思った。

彼の健康と、お母さんに感謝の気持ちだけを送った。















国会前に行ったことと、朝の出来事が
私の中ではなぜかセットになったのだった。


思うところがたくさんあった一日だったけど。



胸がスッと晴れる、爽やかな行動にしか平和は感じ取れないと思った。

そして、そういうことができる人は思ってる以上に沢山いるし

本当は誰にでもいつでも出来る行動なんだなと思った。



みんなやっぱり生活を持っている。自分の気持ちも持っている。

どう考えても、そこから始める以外に思いつかなかった…。


もっと責任をとりたいし、勇気を発揮できる人になりたいものだ。

もっと優しくなりたいよね…。





ここ最近は自分の無力さしか感じてない。

偉そうなこと言っておいてショボ吉!ピョン吉!

できないこと山のごとし。











人気の投稿