瀬戸内の旅における雑感





7月30日から8月2日まで
夏休みを頂いておりました。


 広島、倉敷、豊島、小豆島と
瀬戸内を回りました。







初めて行った広島の平和記念公園。
思っていた以上に海外の方がたくさん。
どんな気持ちで場を感じていたのか。

少し、怖いところかなと想像していたが
たくさんの人が祈ってきたせいもあるのか
本当に場の空気がキレイなところだった。




平和を祈るための大きな場が、
都市の中心にあることってすごくいい。

ここが首都だったとしたら、
全く違う国になっていたかも。







7月は、とても苦しい1ヶ月だった。

といっても何かが起きたわけでもない。
ただ、自分の中にある苦しみと向き合っていた。

世の中で起きることと、個人的に心の中で起きること。
それらは、やっぱり関係していると思う。

距離が遠い、国が違う、あの人は知らない人だ、意見が違う
「自分に関係ない」と言うための理屈はいくらでもある。
でも、もうそんなことは言っていられない。


本当にあらゆることに対して思うことがあって、
複雑な気持ちがない混ぜになっている。

自らが立ち上がって、
表裏をひっくり返すほどのエネルギーがない、
私には力がない、余裕もない。

そう思う気持ちも痛いほどわかる。


今すぐに180度べつの場所に行かなくてもいいけど
「私には力があって、本当はどこにでも行けるらしい」
頭の片隅でそう信じてくれるだけでいい。








旅行というものに、求めるものは人それぞれ。


旅行の数日前になって
下痢続き(失礼)の絶賛体調不良が終わって
割とスッキリした身体で旅立てた。



直島や尾道に訪れた時に、
すっかり瀬戸内が好きになった。
「必ずもう一度行く」と心に決めたままだったが
広島に用事があったのでチャンスができた。


今回、一番の目的は豊島美術館。





内藤礼さんという美術家は、
私がこの世で見つけたいと思っているものを
表現してくれる数少ない人のうちのお一人。


行った人が口々に良いと言っているのを聞いていたが
本当に体で感じることの大切さを噛み締めた。


その場にいる人をすべて肯定していて
ふだん気がつかない微細なことを伝えらる。
そういう場所づくりができるって
理屈ではとうてい及ばない領域。


言葉であらわせることの、いかに小さきことか。












ここ最近で最も苦しんだテーマは
「孤独」「居場所」「生まれた理由」だった。

まぁありがちといえば、ありがちだけども、
真剣に向き合うしかない状態だった。


つまりはザックリ言うと
「生きていくのに何かをしなければいけないのか。
 何者かでなくてはいけないのか。」
ということ。



そしてその答えを、
旅に求めていた部分もちょっとあった。








理想的な状態や、理想的な自分を求めて
色々なことをしてきたつもりだけど。

なかなか、見つけられなかった。


私が触れたどの方法も、納得のいくものだった。
ストイックに極めれば到達したのかもしれない。


でも、教わったことをなぞるのじゃなくて
自らの内側から出てきたことだけを
信じていかないとダメになってきた。



旅に出てわかったことは

私が追い求めるものはこの世にはなく
私の理想の居場所もどこにもなく
どこにいても同じ、と同時に
どこいいることも許されている。

という感覚だった。


(こういうの言葉で説明するのが難しい!)








生きていくとたくさんの不満を感じると思う。

それは具体的に目の前に現れ、やってくる。


誰かが気に入らないとか、
思い通りにいかないとか
なんでもいいけど。


気に入らないものが目の前から消えれば
解決するかといえばそうじゃない。
そのことは多くの人がうっすら気がついてる。

おそらく、みんな、
どうしたらいいか知りたいのだと思う。



どんな方法を試すのも自由だけど、
結局は、自分とって一番栄養になる果実は
他所からはもらえないものだとわかった。



幸福であるために、

お金がたくさんなければいけないのか

多くの人に認められなければいけないのか

いわゆる"良い人"にならなくてはいけないのか

友達が沢山いなければいけないのか



もう一度ちゃんと考えたほうがいいかもな。








なにかを好きになったり嫌いになったり
すること以上のものがこの世にはあって
右か左か、白か黒かはごく小さい問題だった



人と繋がるのに、人と仲良くする必要はない。

居場所を探すために移動する必要もない。

何者でなくてもいい。


うまく話がまとまっていないのだけど
なにひとつ、あきらめないでほしい。


思い込みにこだわって意固地になるよりも
ずっと世界は広くてゆるい。


そういうことが5%くらい感じることの出来た

そういう旅でした。









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